DHCオンラインショップ【個人サイト様向け】 GREEN DOG:ルンバ デル株式会社

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 柑橘類の品種

 ・あすみ=興津46号(スイートスプリング×トロビタ)×はるみ{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×ポンカンF−2432}:果汁の糖度は極めて高く(15.7%)、酸味は少ない(クエン酸含量は1.0%程度)。オレンジ様の芳香があり、食味が大変良い。果肉は濃橙色で、やや硬く、食感に特徴がある。

 ・天香(あまか)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×アンコール(キングマンダリン×地中海マンダリン):果肉は大変柔らかく、果汁が多い。酸味は少ないが、糖度は高くない。

 ・天草=NO.14{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×興津早生}×ページオレンジ:果肉はプルプル感がある。

 ・ありあけ(タンゴール農林4号)=清家(せいけ)ネーブル×クレメンティン

 ・アンコール=キングマンダリン×地中海マンダリン

 ・伊予柑(イヨカン)=海紅柑(文旦×九年母A)×大紅みかん(ダンシータンゼリン:花粉親)

 ・温州みかん(ウンシュウミカン)=紀州小みかん(種子親)♀×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん♂)♂

 ・興津早生(おきつわわせ)=宮川早生(温州みかんの枝変わり品種)にカラタチ(枳穀)の花粉を受粉させて出来た種子から受精と関係なく発生した珠心胚を育てた実生苗。

 ・海紅柑(カイコウカン)=文旦(ブンタン:種子親)×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん♂):八朔(ハッサク)と同様の交配。

 ・甘平(かんぺい:愛媛34号)=西之香{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)♀×トロビタオレンジ♂}♀×ポンカン♂:糖度が高く、砂じょう(果汁が入った小さいつぶつぶ)は、プチプチしている。愛媛県のみで栽培。

 ・清見(きよみ:清見タンゴール、清見オレンジ)=宮川早生(温州みかんの枝変わり品種)♀×トロビタオレンジ♂:果汁が多い。交雑種の親になっていることが多い。

 ・九年母A(クネンボA)=不明な親(種子親)♀×紀州小みかん(花粉親)♂

 ・九年母B(クネンボB)=不明な親(種子親)♀×橙(ダイダイ:花粉親)♂

 ・サザンイエロー=谷川文旦×無核紀州小みかん

 ・春峰(しゅんぽう)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×水晶文旦

 ・湘南ゴールド=今村温州×ゴールデンオレンジ(黄金柑):果重は60〜80gくらいと小さ目で、果汁が多く、甘みの中にさわやか酸味がある。

 ・水晶文旦=晩王柑×土佐文旦

 ・スイートスプリング=上田温州(みかん)×八朔(はっさく)

 ・スウィーティー(sweetie:オロブランコ:3倍体)=グレープフルーツ(マーシュ:4倍体)×ブンタン(無酸シャムスイート:2倍体)

 ・西南のひかり(カンキツ口之津26号、みかん農林16号)=(アンコール×興津早生)21×陽香{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×中野3号ポンカン}:果肉は柔軟・多汁で高糖度で食味が良い。β-クリプトキサンチンを高濃度に含有している。種は少ない。

 ・せとか=口之津37号{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×アンコールNo.2(キングマンダリン×地中海マンダリン)}×マーコット(みかん類×スイートオレンジ)=津之望(口之津37号)×マーコット:麗紅(れいこう)はアンコールNo.5と交雑した姉妹。収穫はハウス物は12月中旬頃から始まり、路地物は2月頃に収穫が始まり3月まで出回る。大果で肉質は柔軟・多汁で、芳香があり、高糖度。

 ・せとみ(ゆめほっぺ)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×吉浦ポンカン:山口県でのみ栽培。

 ・たまみ(カンキツ興津51号、みかん農林15号)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×ウイルキングマンダリン:果肉は橙色で柔らかく、果汁量は多い。種がある。

 ・タンカン=ポンカン×ネーブルオレンジ:自然交配種。

 ・タンゴ(Tango:キューティーズ)=ダブルマーコット(タンゴールの一種)のアフォーラマンダリン(W. Murcott Afourer mandarin)の穂木の芽に、放射線を照射して作った種無しの変異株。

 ・タンゴール=みかん類×オレンジ類の交雑種:タンジェリン(tangerine:みかん)とオレンジ(orange)の「tang」と「or」を組み合わせた名前。

 ・津之香(タンゴール農林3号)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×興津早生:果肉は柔らかで、果汁量が多い。

 ・津之輝(つのかがやき)=NO.14{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×興津早生}×アンコール(キングマンダリン×地中海マンダリン)=NO.14(清見×興津早生)×アンコール:肉質は軟らかく、果汁量が多い。

 ・津之望(つののぞみ:口之津37号)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×アンコールNo.2(キングマンダリン×地中海マンダリン):肉質は軟らかくて、果汁量は多い。

 ・デコタンゴール(デコポン、不知火)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)♀×中野3号ポンカン♂

 ・豊福早生(とよふくわせ)=大浦早生(宮川早生の枝変わり)×パーソンブラウン(オレンジ):果皮障害を受けやすい。

 ・南津海(なつみ)=カラマンダリン(尾張系温州みかん♀×キングマンダリン♂)♀×吉浦ポンカン♂

 ・西之香(にしのかおり)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×トロビタオレンジ:甘平の親。じょうのう膜が薄く、破れているが果汁がこぼれることはない。果汁は多いが、清見の酸味を少なくした感じ。

 ・八朔(ハッサク)=不明の文旦(ブンタン:種子親)×九年母A(クネンボA:花粉親)

 ・早香(はやか、カンキツ口之津9号)=今村温州×中野3号ポンカン

 ・はるか=日向夏(不明の柑橘類♀×橘B♂)×夏橙(ナツダイダイ:夏みかん:花粉親)♂

 ・はるひ=興津46号{スイートスプリング(上田温州×八朔)×トロビタオレンジ}×阿波オレンジ

 ・はるみ=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)♀×ポンカンF−2432♂:デコタンゴールと姉妹。

 ・はれひめ=E-647{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×オセオラ}×宮川早生:果肉は橙色で比較的柔らかく、果汁量はやや多い。

 ・肥のあかり=日南1号の珠心胚実生(親品種と同じ形質)

 ・肥のあけぼの=楠本早生×川野ナツダイダイ

 ・肥のさやか=上野早生の珠心胚実生(親品種と同じ形質)

 ・肥の豊(ひのゆたか)=不知火×マーコット=デコポン{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×中野3号ポンカン}×マーコット(みかん類×スイートオレンジ)

 ・日向夏(ニューサマーオレンジ)=不明の柑橘類(種子親)♀×橘B(タチバナB:花粉親)♂

 ・プリンス清見=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×トロビタオレンジ

 ・八朔(ハッサク)=不明の文旦(ブンタン:種子親)♀×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん

 ・媛小春(ひめこはる)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×黄金柑:果汁は多く、甘みが強い。酸味及び香りは中程度。

 ・べにばえ(カンキツ口之津24号、タンゴール農林10号)=No.9(林温州×福原オレンジ)×アンコール(キングマンダリン×地中海マンダリン):肉質及び果汁量は中位。

 ・紅まどか(カンキツ口之津8号、ぶんたん農林4号)=麻豆ブンタン×平戸ブンタン

 ・紅まどんな(媛まどんな)=南香{口之津5号(三保早生×クレメンティン)}×天草[NO.14{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×興津早生}×ページオレンジ]:果肉はプルプル感があり、肉質は柔らかく、果汁量は多い。

 ・マーコット=みかん類×スイートオレンジ(タンゴールの一種:名前は苗木商のマーコット・スミスに由来)

 ・まりひめ=クレメンチン×南柑20号:果肉は柔らかく、果汁は多め、種有り。

 ・マンダリンオレンジ=ミカン属の柑橘類(学名:Citrus reticulata)

 ・みはや(カンキツ口之津50号)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×アンコールNo.2(キングマンダリン×地中海マンダリン)×No.1408[{(アンコール(キングマンダリン×地中海マンダリン)×興津早生}×{清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×伊予柑-2681}]=津之望×No.1408:果肉は柔らかく多汁でアンコールに似た芳香がある。果汁の糖度は約12%。クエン酸含量は0.60%程度となり、糖度が高く酸味が少ない。
 ・ミネオラ (Minneola)=グレープフルーツ(Duncan grapefruit)×タンジェリン(Dancy tangerine)

 ・メロゴールド=(グレープフルーツ×ブンタン)× ホワイトグレープフルーツ

 ・八代(ヤツシロ)=九年母A(不明な親♀×紀州小みかん♂)♀×紀州ミカン(花粉親)♂

 ・陽香(ようこう:カンキツ口之津10号、みかん農林11号)=清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×中野3号ポンカン:果皮が弱く果皮障害を受けやすい。

 ・璃の香(りのか)=レモンの新品種。果皮の厚さは3mmとリスボンレモンやマイヤーレモンより薄く、香りはやや少ない。果汁の糖度は9.2%で、酸含量は5.6%程度と、リスボンレモンと比して酸味がまろやか。

 ・麗紅(れいこう:はまさき)={清見(宮川早生×トロビタオレンジ)×アンコールNo.5(キングマンダリン×地中海マンダリン)}×マーコットNo.3(みかん類×スイートオレンジ):果汁が多い。収穫は1月中下旬頃から3月頃まで。

 柑橘類の系統のDNA解析
 農研機構果樹茶業研究部門カンキツゲノムユニット 清水徳朗様によると、下記のようなことが判明して来ている。
 ・DNA解析の結果からは、日向夏(ニューサマーオレンジ)は、柚子(ユズ)の系統ではなく、橘(タチバナ)の系統。
 ・日向夏(ニューサマーオレンジ)は、橘(タチバナ)の内、タチバナB(花粉親)の花粉が、現在は不明の柑橘類(種子親)に、受粉して誕生した品種。
 ・はるかは、日向夏(ニューサマーオレンジ:種子親)に、夏橙(ナツダイダイ:夏みかん:花粉親)の花粉が受粉して誕生した品種。
 ・温州みかん(ウンシュウミカン)は、紀州小みかん(キシュウミカン:種子親)とクネンボ(花粉親)とが交雑して誕生した品種。
 ・九年母(クネンボ)は、紀州小みかん(キシュウミカン:花粉親)と不明な親(種子親)とが交雑して誕生した品種。
 ・八代(ヤツシロ)は、クネンボ(種子親)に、紀州ミカン(花粉親)が交雑して誕生した品種。
 九年母(クネンボ:F1)は、紀州小みかん(キシュウミカン:花粉親)と不明な親(種子親)とが交雑して誕生した品種で、
 そのクネンボ(花粉親)の花粉が、紀州小みかん(キシュウミカン:種子親)に受粉(交雑)して誕生したのが温州みかん(F2)なので、温州みかんの誕生には、2代に渡って、紀州小みかんが関与しているが、紀州小みかんは、九年母(クネンボ:F1)の時には花粉親に、温州みかん(F2)の時には種子親になっている。
 八朔(ハッサク)は、不明の文旦(ブンタン:種子親)と、九年母A(クネンボA:花粉親)との交雑で誕生した品種。
 伊予柑(イヨカン)は、海紅柑(カイコウカン:種子親)と、大紅ミカン(ダンシータンゼリン:花粉親)との交雑で誕生した品種。
 海紅柑(カイコウカン)は、八朔(ハッサク)と同様に、文旦(ブンタン:種子親)と、九年母A(クネンボA:花粉親)との交雑で誕生した品種。

 九年母=不明な親(種子親)♀×紀州小みかん(花粉親)♂
 温州みかん(ウンシュウミカン)=紀州小みかん(種子親)♀×九年母(不明な親♀×紀州小みかん♂)♂
 はるか=日向夏(不明の柑橘類♀×橘B♂)×夏橙(ナツダイダイ:夏みかん:花粉親)♂
 日向夏(ニューサマーオレンジ)=不明の柑橘類(種子親)♀×橘B(タチバナB:花粉親)♂
 伊予柑(イヨカン)=海紅柑{不明の文旦♀×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん♂)♂}♀×大紅みかん(ダンシータンゼリン:花粉親)♂
 海紅柑(カイコウカン)=文旦(ブンタン:種子親)×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん♂)
 八朔(ハッサク)=不明の文旦(ブンタン:種子親)♀×九年母A(不明な親♀×紀州小みかん

 参考文献
 ・https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2017/01/research-highlights_ja/20170106.html
 ミカンの親はどの品種??遺伝解析により60種以上のカンキツ類の親子関係が明らかに?
 ・http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0166969
 Hybrid Origins of Citrus Varieties Inferred from DNA Marker Analysis of Nuclear and Organelle Genomes
 Tokurou Shimizu, et al

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